家族や恋人、婚約者に秘密で債務整理をする時に気をつけるポイント

「夫に内緒でリボ払いをしてたら、借金が150万になってしまった…」
「妻に秘密でキャッシングしてたけど、ボーナス無しになったので返済できない!」

このように、家族に秘密で借金をしている場合「債務整理をしよう!」と思っても、家族バレを恐れて躊躇してしまいますよね。

裁判所を通さない、最もマイルドな債務整理である『任意整理』であっても、家族に内緒で進めようとすると意外と難しいものです。

恋人や婚約者の段階であれば、もう少し隠しやすいですが、それでも同棲しているとバレるリスクは高くなります。

しかし、注意点をしっかり踏まえて適切に手続きをすれば、家族に秘密で任意整理をする事は可能です。

「家族に内緒で借金をしてまして…」という人は多く、弁護士も事情をくんで、なるべく家族バレしないよう協力してくれますよ。

今回は『家族に秘密で任意整理する時のポイント』を紹介します。




家族や恋人に任意整理がバレる代表的パターン6つ

まずは、債務整理の手続きが家族にバレる代表的なパターンを知っておきましょう。あわせて対策も紹介します。

1:督促のハガキでばれる

借金の返済が滞ると、業者から『督促状』が届きます。

その督促状を家族が見てしまった場合、当然、借金の存在がバレてしまいます。

督促状が送られてくる前に業者のコールセンターに連絡し、返済期限の延長などを相談すれば、督促状が送られてくる事はありません

しかし、滞納を繰り返している場合はコールセンターに相談しても問答無用で督促状が送られてきますし、行き違いで督促状を送付されるケースもあります。

闇金やソフト闇金といった違法な業者から借金をしている場合は、むしろ嫌がらせで督促状を送ってくる事もあります。

対策:弁護士に受任通知を送ってもらう

督促状による家族バレを防ぐためには、督促状が届く前に弁護士に任意整理を依頼し『受任通知』を送ってもらう方法が有効です。

任意整理を弁護士に依頼すると、弁護士はまず受任通知と呼ばれる書類を各業者に送ります。

受任通知とは『任意整理を正式に請け負ったので、今後は弁護士を通して下さい』と伝える書類で、受任通知が届いた時点で、各業者からの督促はストップします。

闇金やグレー金融も同じで、こちらは受任通知を送るまでもなく、弁護士が介入したと知った時点で逃げてしまう事が多いです。(弁護士が電話をすると、さっさと逃げてしまいます)

ともあれ、借金の滞納が重なったら、督促状が来る前にいち早く弁護士に依頼するのが借金を隠し通すポイントです。

2:業者に訴えられてバレる

モビットやプロミスなど一部の銀行系カードローン業者は、任意整理による交渉が3ヶ月以内にまとまらないと訴訟をしてきます。

訴訟されると、裁判所から自宅に訴状が送られてくるので、否応なく家族にバレてしまいます。特に、訴状を見た時の家族の精神的ショックは大きいでしょう。

債務整理に慣れた弁護士であれば、訴訟されるよりも前に和解に持ち込みますが、腕の悪いルーズな弁護士ですと訴訟される事があります。

例えば『着手金を一括で払い終えないと和解交渉を積極的にしない弁護士』などですと、着手金の準備が間に合わず訴訟に陥るケースがあります。

対策:債務整理の実績がある弁護士を選ぶ

任意整理で業者に訴訟されるのは、債務整理に慣れてない腕の悪い弁護士か、着手金目当ての適当な弁護士が多いです。

弁護士といっても質はピンキリですので、必ず債務整理に慣れた弁護士に依頼しましょう。また、弁護士には『家族に秘密にしたい』という事と『訴訟される事は避けたい』旨をしっかり伝えましょう。

着手金の支払いと着手条件も、念入りに確認して下さい。「着手金を一括で払わないと、和解交渉をしない」といった条件の場合は、必ず着手金の用意をしてから依頼しましょう。

3:銀行口座が凍結されてバレる

銀行カードローンは、受任通知が届いた時点で銀行口座を凍結します。

例えば、三菱東京UFJ銀行が運営するバンクイックから借金をしている場合、任意整理をすると三菱東京UFJ銀行の銀行口座は凍結されます。

それが個人口座であれば問題ないのですが、家族共通で使っている口座ですと、引き落としも引き出しも出来なくなるので借金がバレてしまいます。

メイン口座ですと、水道電気代や携帯代の引き落とし口座にしているケースが多く、口座凍結によって引き落としが出来ず、支払い用のハガキが送られてきてバレる可能性もあります。

「あれ? 残高があるのに、なんでドコモの口座引き落としが出来てないんだろう? 銀行に連絡してみよう」
「お客様の口座は、任意整理を行ったので凍結されました」
「え!? 任意整理!?」

こんな風にバレてしまいます。

他にも、給与振込口座を凍結されて、給与の引き出しが出来ず現金が足りなくなる…といった場合にもバレますので、家族にバレたくないなら口座凍結の対策をしっかり行ってから債務整理をしましょう。

対策:メイン口座を変更する

銀行系カードローンから借金している場合は、債務整理を行う前にメイン口座を変更しましょう。できればクレジットカードなども提携していない銀行に変更するとベストです。

「楽天カードでリボ払いをしているのに、メイン口座が楽天銀行」

といった状況ですと、口座凍結でクレカ使用不能+銀行口座も凍結…という最悪の結果を招きます。

「楽天カードのリボ払いを任意整理するけど、メイン口座はソニー銀行」

といった風にしておけば、債務整理を始めても口座凍結の恐れはありませんよ。

おすすめはVISAデビットカードも作れるソニー銀行です。デビットカードの利便性については下記の記事で詳しく書いていますので、参考にして下さい。

・債務整理してクレカが作れない人はVISAデビットカードがおすすめ【審査なしで発行可】

4:クレジットカードが使えなくなりバレる

債務整理をすると、事故情報が信用情報機関に載るので、クレジットカードは使えなくなります。

債務整理の直後は使えますが、クレジットカードは1ヶ月~2ヶ月起きに信用情報のチェック更新をするので、その時点で弾かれてしまいます。

当然、新規のクレカも作れませんので、しばらくは現金もしくは上記で紹介したデビットカードを使って生活することになります。

しかし、家族カードなどを発行して家族の誰かが自分名義のクレカを使っている場合、カードが止まった時点で「あれ?」と疑問を持たれてしまいます。

カードが止まる=支払いが滞ってる=お金のトラブルを抱えている…というのは小学生でも推測できます。

対策:デビットカードへの変更を促す

対策としては、家族からクレジットカードを取り戻す必要があります。そこで、クレジットカードと同じ使い勝手であるデビットカードを渡しましょう。

言い訳としては

「こっちのがポイント倍率が良いからさ」
「ATM無料回数が多くなるんだ」

と言えばOK。

デビットカードは家族カードの発行が出来ませんので、家族用の口座+デビットカードを作りましょう。

うまくデビットカードにすり替える事ができれば、クレカ停止による家族バレは避けることが出来ますよ。

5:弁護士事務所からの郵便物でバレる

債務整理をはじめると、郵送で弁護士とやり取りする機会が多くなります。

しかし、もし裁判や債務整理の資料を家族が受け取ってしまったら…一発で秘密がバレてしまいますよね。

質の悪い弁護士ですと、何の気配りもなく郵便物を実家に送りつけて家族バレするケースもあります。郵便物にでかでかと「法律事務所」と書かれていたら、家族の郵便物でも心配して開けてしまうでしょう。

そして債務整理に関わる文書を見られたり、最悪の場合は「借金総額」が書かれている紙を見られて修羅場に陥ります。

対策:弁護士に頼んで郵便物の配慮をしてもらう

債務整理に強い弁護士であれば、必ず守秘義務および家族バレ防止について徹底した対策を取ってくれます。相談時に「家族にバレないよう進めたい」と言えば、郵便物は郵便局止めにしたり、弁護士事務所で直接渡すスタイルにしてくれます。

債務整理が家族バレする理由として、郵便物からバレる人は非常に多いので気をつけて下さい。せっかく弁護士が配慮しても、書類を適当に机の上に置いておいたらバレちゃいますよ。

6:任意整理の後、5年間ローンが組めないのでバレる

家族バレ最大の難関が『債務整理後は5年間ローンが組めない』という縛りです。

例えば、家族に秘密で債務整理を出来たとしても、その3年後に

「マイカーローンを使って自動車を買おう」
「家を買いたいから住宅ローンを組もう」

となった時に、信用情報に傷があるから組めませんとなると、過去5年以内に債務整理をしたことがバレてしまいます。

恋人や婚約者の段階ですと、時限爆弾になるので注意が必要です。

婚約時に債務整理を終えていて、秘密のまま籍を入れて、その後に秘密がバレる…まぁ、配偶者は怒りますよね。借金の秘密を抱えたまま結婚した訳ですから。

結婚というのは、恋人関係と違い生活を共にするパートナーですから、一番重要なお金のことを隠して結婚したら「詐欺じゃないか!」と激怒されても仕方ありません。最悪、離婚に発展します。

対策:5年間は現金一括で頑張る

債務整理後、ローンが組めるようになるのは完済から5年後です。5年間、ローンを組まなければ何とかなります。

ですので自動車は現金で買うこと。そしてマイホームを買おうと言われたら「あと2年くらい貯金してから買おう!頭金は多い方がいい」と言い訳をつけて逃げ切りましょう。

もし、どうしてもローンを組む事が避けられない場合は「3年前にカードの引き落しに失敗した事があるから、ローンに通らないかも」など適当に理由をつけて、言い逃れすると良いでしょう。

まとめ:家族や恋人には事前に相談したほうが無難です

今回は『家族や恋人、婚約者に債務整理をしたことを秘密にする』テクニックを話しましたが、やはり事前に相談した上で行うのが一番無難です。お金のトラブルを隠すのは、不倫と同じくらい大きな爆弾ですから、バレた時の修羅場レベルはかなり高いです。

実際、こっそり債務整理をした事がバレて奥さんが実家に帰ってしまったケースも多いです。お金の問題は、最悪、離婚に発展するので、できる事なら秘密にせず協力して生活再建に取り組むのが一番だと思いますよ。

家族に借金を告白する時のポイントはこちら↓

・妻や彼女に隠していた借金を告白!穏便に済ませるコツを紹介

ただ「やらかし」が貯まっていて、もうこれ以上、面倒をかけたら愛想をつかされる…!という状況なら、今回紹介した点に気をつけて、墓場まで債務整理した事を持っていくつもりで隠し通して下さい。